あさひ整体院　不眠の原因とアドバイス

不眠

主な原因

睡眠は大脳を休ませ、成長ホルモンをたくさん分泌して体の修復や疲労回復も進めます。夜なかなか寝付けない、眠りが浅い、夜中に何度も目が覚める、朝起きても疲れがとれない。このような不眠の原因としては自律神経の不調（アンバランス）が考えられます。自律神経は体温・血圧・内臓等、自分の意思とは関係なく体をコントロールしている神経で、主に朝起きてから夜まで体を緊張させ活動的にする交感神経と主に夜から朝起きるまで体をリラックスさせ安静にする副交感神経という二つの神経の働きのバランスがとられ、体を良い状態に保っているのです。

【自律神経】　交感神経と副交感神経がバランスをとって体の各器官をコントロールしています。

睡眠には、神経伝達物質のセロトニンが関わっています。昼間、交感神経が働いている時は脳内でセロトニンが活発に分泌されますが、夜になるにつれて副交感神経が優位になると、セロトニンが睡眠導入作用のあるメラトニンに変化します。このメラトニンやその元となるセロトニンが不足すると不眠になりやすいです。本来、夜眠る時に働いているのは副交感神経です。しかし、仕事や家事・育児等の過度のストレスによって、交感神経が優位の状態が長く続くと、常に体が緊張状態になり、夜眠る時になっても自律神経が副交感神経優位にならず、交感神経が過度に緊張したままになるため、なかなかリラックスできず眠れない状態になります。睡眠中も交感神経が過度に優位な状態のため、寝ていても筋肉の緊張が続き、朝起きても疲れがとれないことが多くなります。

ただし、病気が疑われる方は、専門医療機関での受診をおすすめします。

検査の結果、病気でなければ自律神経の不調（アンバランス）が主な原因と考えられます。

不眠

アドバイス

交感神経が過度に緊張したままの自律神経の不調（アンバランス）が原因の場合、副交感神経の働きを促す必要があります。

それには、ストレス解消等で過度にストレスを溜めない、適度な運動やゆっくりとした深呼吸などリラックスできる時間を作り、規則正しい生活習慣を心がけることが大切です。睡眠を促すホルモンであるメラトニンの分泌を活性化するには、朝起きて光を浴びるのもおすすめです。蛍光灯の昼光色はメラトニンの分泌を抑えるため、寝る前は電球色など暗めの照明にしてテレビ、パソコン、ケータイも寝る１時間前には見ないようにしましょう。

メラトニンは朝の光を浴びると、約14時間後の夜から増え始め夜中にピークがあり、再び朝の光を浴びると急激に低下します。メラトニンは体温を下げる作用があるため、体の中でメラトニンが増えると体温が下がり、体を眠りへと導きます。一方、減少すると体温が上がり、体は活動モードになるのでスッキリと目覚めることができるのです。しかし、慢性的な不眠の方は「ストレス→交感神経が過度に優位な状態→不眠→疲労の蓄積→ストレス」という悪循環にもう入っているのかもしれません。一度この悪循環に入ってしまうと、朝の光を浴びたり生活習慣を変えても自分ではなかなか回復できません。

あさひ整体院のカイロプラクティック＆トリガーポイントの施術を定期的に受けることで、硬くなってしまった筋肉と関節を調整し全身の血流を改善することによって、筋肉中の疲労物質や老廃物を早く回収させリラックスできる体に整え副交感神経の働きを促していきます。そして、悪循環を断ち自律神経のバランスを回復させ、深い睡眠がとれる体に整えていきます。

今後また悪循環にならないように、あなたも生活習慣を改め適度な運動も心がけましょう。眠る時、満腹ではお腹が張って苦しく、また空腹では神経が高ぶって安眠できません。夕食は、眠る３時間以上前までに済ませると良いですね。

不眠などでお悩みの方はご相談ください。