あさひ整体院　骨盤のゆがみの原因とアドバイス

骨盤のゆがみ

主な原因

骨盤は、両脚の大腿骨の上に乗り、その上の背骨や頭を支える土台の役割をしています。

【骨盤・模型】　骨盤は左右の扇状の腸骨と中央の三角形の仙骨等があり、この仙骨と腸骨で仙腸関節が形成されていて、わずかですが可動できます。日頃、悪い姿勢や無理な姿勢でいると腸骨が横方向に傾斜して左右の高さが違ってきたり、仙骨の前傾または後傾によって骨盤がゆがみやすくなります。腸骨のおわん部分（臼蓋）に大腿骨が入り股関節を形成しています。長年、股関節に大きな負担がかかっていると、変形性股関節症になる恐れもあります。

骨盤は上半身の体重を支え安定させる大切な働きをしています。上半身の重さは体重の約60％で体重50�sの方は、約30�sの上半身の重さが骨盤にかかっていることになります。さらに、悪い姿勢、無理な姿勢が続くと骨盤の筋肉や関節に大きな負担がかかるため、左右のどちらかに傾斜したり、前傾や後傾して骨盤がゆがんでしまいます。お腹を前に突き出すような姿勢や猫背でも骨盤が後傾や前傾しやすくなり、股関節のおわん部分（臼蓋）のかぶりが浅くなって股関節の負担が増加してしまいます。

頭の重さは体重の約10％で体重50�sの方は約5�s、11ポンドのボウリングのボール1個分に相当します。腕の重さも両腕で体重の約10％ですからボール1個分です。胴体の重さは体重の約40％でボール4個分です。トータルで、ボウリングのボール6個分のウエイト（上半身）が骨盤の上に乗っていることになります。このように骨盤は重い体を支える土台の働きをしています。ちなみに全身の筋肉の重さは体重の約50％で、骨の重さは体重の約20％です。体を構成している筋骨格系の重さは、全身の約70％になります。

【股関節の負担】　歩行時は最大で体重の4倍の負荷、床から立ち上がる動作では最大で体重の7倍の負荷が股関節にかかります。

体の土台である骨盤がゆがむと、重い頭を支えるために背骨が無理にバランスをとろうとして、背骨にもゆがみが生じ猫背や側弯にもなりやすく、体に大きな負担がかかってきます。このように体のバランスが崩れた状態が続くと、肩こりや腰痛にもなりやすく、さらに、骨盤がゆがむと次の様な症状が現れやすくなります。

【骨盤のゆがみによる主な症状】

・脚の付け根が痛む（股関節痛）

・左右の脚の長さが違ってくる

・下腹がぽっこり出てくる

・腰周りが横に拡がってくる

・どちらかの肩が下がってくる

【骨盤のゆがみの原因となる悪い姿勢】

・脚をよく組む

・横座りやペタン座り等、正座を崩した姿勢が多い

・片膝を立てて座ることが多い

・同じ足に体重をかけて立つことが多い

・ハイヒールを履くことが多い

・長時間、座っていたり前かがみの姿勢が多い

・出産等で骨盤に大きな負担がかかってしまった

骨盤のゆがみ

アドバイス

骨盤のゆがみは、今までの悪い姿勢、無理な姿勢が主な原因ですから、悪い姿勢にならないように、生活習慣の改善が必要です。しかし、長年の悪い姿勢や大きな負担で、硬くなってしまった筋肉や関節の柔軟性を回復するのは、そう簡単ではありません。

そういうあなたには、あさひ整体院のカイロプラクティック＆トリガーポイントの施術を定期的に受け、腰（脊柱起立筋・腸腰筋等）や殿部（大殿筋・中殿筋等）、大腿部（大腿四頭筋・大腿二頭筋等）を中心に筋肉や股関節、仙腸関節を調整して、骨盤のゆがみを矯正していくことをおすすめします。また、矯正の経過には個人差があります。最初から諦めないで、また、完璧を求めないで、あなたの現状を認識して、そこから「少しでも良い姿勢に整えていく」、そういう考えで、気長に、しかも、着実に進めていきましょう。また悪い姿勢に戻らないように、生活習慣や姿勢改善のアドバイスも行います。

歩き方や姿勢に自信がない、出産前の体型に戻りたい、スカートやジーンズを美しく着こなしたい等、骨盤のゆがみ（骨盤矯正）でお悩みの方はご相談ください。